第1章 透明な水晶玉からビジョンを受け取る

水晶玉占いは、透明な水晶玉を凝視することで、占い師が直感や霊的な洞察を通じてビジョンやメッセージを受け取ることができる占術です。 この手法は、古代エジプトや中世ヨーロッパ、さらにはケルト文化や東洋の神秘主義でもみられ、神秘的な力を宿す水晶の特性を利用しています。

水晶玉には「純粋さ」や「エネルギーの増幅」の力があるとされています。

第2章 水晶玉をのぞき込んで何が視える?

水晶玉占いで視えるものは、占い師の技量や感性、質問の内容によって変わります。

  • 象徴的なビジョン:具体的な映像、人・場所・出来事や、光・色・動物・数字など。
  • 未来の出来事:恋愛・仕事・健康 などに関する未来の可能性や傾向が視える。
  • 霊的な存在:守護霊や亡霊、精霊、ガイドスピリットからのメッセージなど。
  • 感情やエネルギー:質問者の心や周囲のエネルギー。

水晶玉占いは集中力と直感を駆使し、水晶玉に集中して”トランス状態”に入ります。浮かんだイメージや感覚を質問者に伝え、質問に対する答えやアドバイスを提供します。

第3章 水晶玉占いはどんな答えを与えてくれますか?

  • 人生の岐路や漠然とした不安:恋愛や仕事、人生の目的など。明確な答えが難しい質問を抱えている場合、水晶玉占いのビジョンからインスピレーションが得られやすい。
  • 自分の感情や自己理解:自分自身の感情や潜在意識など。水晶玉占いは質問者の内面的エネルギーを反映することが多く、自己発見のツールとして機能します。

水晶玉占いでは、来年どうなるか?のような具体的なものよりも、今後の方向性 のような広いテーマについて洞察を得たい人に適しています。

第4章 セルフで水晶玉占いをする方法

水晶玉占いでは、水晶玉をながめることで”トランス状態”に近い状態になり、ビジョンやイメージから得られるインスピレーションから、洞察をえる占術です。

  • 水晶玉(溶錬、または天然)を浄化する:溶錬水晶は天然の水晶玉を溶錬してつくられる人工水晶です。透明度のたかい天然水晶玉は高価のため、1万円~程度の溶錬水晶玉をつかうことが一般的です。 太陽光や流水、月光などに当てて水晶玉を浄化することができます。
  • ロウソクを1~2本:静かな部屋で照明を落とし、ロウソクを1~2本つける。水晶玉を布や代の上に置き、目の高さに置きます。
  • 瞑想で心を落ち着け集中する:リラックスして心を落ち着け、瞑想をしながら水晶玉の表面や「奥」をじっと見つめます。焦点をやわらかく視界がぼやけるくらいが理想です。 頭を空にして、浮かんでくるイメージや感覚を楽しみます。

見えたイメージや色、シンボルをノートに記録し、質問とビジョンを関連付けて解釈します。 直感を信じて深く考えすぎないことがポイントです。 水晶玉に感謝し、浄化して保管しましょう。

第5章 水晶玉占い師になるには?

水晶玉占いは”スクライング”と呼ばれる、水晶玉を凝視してビジョンや直感を得る技法が基盤です。 まずは基本を独学や講座で学ぶことができます。

  • 本やオンラインで水晶玉占いを学び、水晶玉を購入する。
  • 瞑想とビジョンの解釈について練習する。
  • ”水晶占い鑑定士®”や”水晶占いアドバイザー”の資格を取得する。

まずは、独学で水晶占いの技法や実践を練習できるほか、日本占い師協会:JFTA主催や日本メディカル心理セラピー協会:JAAMP主催の資格試験で水晶玉占いの専門的な知識をマスターすることができます。

よくある質問

本当に、水晶玉占いでビジョンが見えるのですか?

水晶玉占いでは、水晶玉を凝視することでトランス状態や深い集中状態に入り、光の変化や色・形、具体的な映像が視えるようになります。

水晶玉占いは、コールドリーディングではありませんか?

水晶玉占いはコールドリーディングではありません。
コールドリーディングとは、事前情報なしに相手の反応や一般的な推測をもとに相手を納得させる情報を提供するテクニックです。

それに対して、水晶玉占いでは水晶玉を通じてビジョンや直感を得ること(ビジョンの解釈)に重点を置いています。

水晶玉占いでつかわれる水晶玉は天然水晶ですか?

水晶玉占いでは、天然水晶、溶錬水晶、または ガラス玉 が使われます。
スピリチュアルな観点から、”天然水晶玉”が伝統的で好まれますが、溶錬水晶などの人工水晶玉であっても占いは可能です。